こんにちは!エレファントTV事務局の小川名です。

前回の脾臓破裂に引き続き、今回は脾臓摘出後の胃拡張-捻転の発生率についての論文を紹介いたします。

VETS CHANNELでは、脾臓摘出術・胃捻転整復術の動画を公開しておりますので、こちらもぜひご覧ください!

脾臓摘出術【脾臓破裂】|VETS CHANNEL (e-lephant.tv)

胃捻転整復術|VETS CHANNEL (e-lephant.tv)

【イヌ238匹における脾臓摘出後の胃拡張-捻転の発生率】

イヌの脾臓摘出(脾摘)およびその後の胃拡張-捻転のリスク増加に関する獣医学文献には矛盾する情報がある。本研究の主な目的は、中~大型犬における脾臓摘出後の胃拡張-捻転の発生率を他の腹部処置を受けた対照群と比較し決定することであった。追跡は、診療記録のレビューおよび電話インタビューによりおこなった。
体重、性別、および手術時の血腹の存在は胃拡張‐捻転の発生と有意に関連しなかったが、年齢の増加は関連した。脾摘群の10/238例(4%)および対照群の3/209例 (1.4%) がその後胃拡張-捻転を発症したが、有意差はなかった (P=0.08) 。結果は有意性に近く、今後の調査の必要性を支持するが、脾摘時の胃固定に対する現在の推奨は、症例ごとに、また以前に報告された危険因子を考慮して、なされるべきである。

Incidence of gastric dilatation-volvulus following a splenectomy in 238 dogs

Can Vet J. 2017 Dec;58(12):1275-1280.

PMID:29203936