こんにちは。五十嵐です。
私はかつて獣医学出版社で広告営業の仕事をした後、しばらく獣医業界を離れ、 医療系広告代理店でメディカルコピーライターとして働いていました。
そこで知ったことが3つあります。

その1 新薬承認日は大騒ぎ

医薬品では承認が得られると同時に製薬会社の営業が始まります。
承認時点であらゆるツールが揃っていなければならず、広告代理店は大忙しです。
承認日には製薬会社にお祝いの花が届けられます。
対して、動物用医薬品は承認が下りてもどちらかというと静かです。
発売のタイミングをずらすことはよくあります。

その2 医師は書かない?

獣医学出版社に勤めていたとき、著者から原稿が届くのを待つことは当たり前でした。 ところが、医薬系ではライターが書いた原稿を医師に校閲してもらうことが多々あります。
学会での発表スライドなどもライターが作ることがあります。
そのため、ライターは担当分野に関しては医師と対等に話せるくらい情報を集めて、納得させる文章を書かないといけません。

その3 医療業界の厳しさ

新薬の承認に合わせたタイトなスケジュールのため、 営業とデザイナーとライターが互いの主張をぶつけ合い、毎日戦場のようです。
そして、原稿は幾度も厳しいチェックを受けます。
たった一つのミスが人命にかかわるため、当然といえば当然です。

ただ、別の業界で仕事をしてみて知った一番大事なことは、 動物好きな人たちはみんな優しかったな、ということでした。このことに気づいた私は、再び獣医療業界で仕事してみようと思えたのでした。